「老子に学ぶ」シリーズ
「老子」を読みながら、そこで学んだ事や感じた事について書いてます。
今回は 第80章です。
※本記事は「老子の解説」ではありません。あくまでも僕が読んで感じた主観的な「思うこと」を書きます。身勝手で主観的で間違った解釈が含まれている事も、当然あります。
そんな部分は、是非とも温かい目で「スルー」して頂ければ、助かります。※
Start [老子 第80章]
さて、どんな事が書いてあるのでしょうか…
国を小さくし民を寡なくす、
什伯の器有るも而も用いざら使め、
民をして死を重んじて而して徙るより遠ざから使む。
舟轝有りと雖も、
之に乗る所無く、
甲兵有りと雖も、
之を陳ぬる所無し。
民をして復た縄を結びて之を用い使む、
其の食を甘しとし、
其の服を美しとし、
其の居に安んじ、
其の俗を楽しとす。
隣国相い望み、
鶏犬の声相い聞こゆるも、
民は老死に至るまで、
相い往来せず。
老子 第80章
これまた、
解りにくいですね。。。
こんな意味かな…
小さくて人の少ない国にして、
便利な道具があったとしても使わないで、
生命を大事にさせて、
移住させないようにする。
船や車にも乗せないで、
優れた武器も使わせない。
人々には、
縄を結んで約束のしたような時代に戻ってもらい、
すばらしいごちそうで楽しませて、
立派な服装を着させる。
自分の住居でおちつかせて、
習慣を楽しんでもらうんだ。
そうすれば、
隣の国がすぐ見えるところにあって、
鶏の鳴き声や犬の吠えるのが聞こえても、
人々は互いに往き来する事なく、
その人生を送るんだろうね。
つまり
今回、僕はこの章で…
国を治めたければ
人々を満たせば良い
…と言う事を伝えたいのかな、
と感じました。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。