ココロにチカラを

てらさん (Terra-Sun) の 余計なお世話

ココロにチカラを

【老子 第58章】「其の政、悶悶たらば」

「老子に学ぶ」シリーズ

「老子」を読みながら、そこで学んだ事や感じた事について書いてます。

今回は 第58章です。

※本記事は「老子の解説」ではありません。あくまでも僕が読んで感じた主観的な「思うこと」を書きます。身勝手で主観的で間違った解釈が含まれている事も、当然あります。

そんな部分は、是非とも温かい目で「スルー」して頂ければ、助かります。※

 

Start [老子 第58章]

さて、どんな事が書いてあるのでしょうか…

 

其の政、悶悶たらば、

其の民、醇醇たり。

其の政、察察たらば、

其の民、欠欠たり。

禍や福の倚よる所、

福は禍の伏する所。

たれか其の極を知らん。

其れ正なし。

正は復た奇と為り、

善は復た妖と為る。

人の迷えるや、

其の日固より久し。

是を以て聖人は、

方にして而も割さかず、

廉にして而も劌らず、

直にして而も肆ならず、

光りて而も耀かず。

 

老子 第58章

 
f:id:yukihori-oyaji:20180105101410j:image

 

ムムム、

なかなかの難解ぶりですね。。。

 

こんな意味かな…

政治が大まかなら、

人々は誠実で正直になるよ。

政治が厳格で細かいと、

人々はずる賢くなるよ。

不運な時には、幸運が寄り添うし、

幸運な時には、不運が潜んでいるよ。

誰れがその正しさを決められるんだろう。

そもそも、絶対正しいモノなんて無いんだよね。

正しさは間違いに変わるし、

善も邪悪に変わるよ。

この事は長い間、

人々を惑わしてきたんだ。

だから賢者が物事を扱うとき、

自分の考えをしっかりと持っているけど、

人を傷付ける程は鋭く無いんだ。

純粋だけど、

害を及ぼすことも無いし、

まっすぐだけど、

それを押し通す様な事も無いし、

光があるけど、

目を眩ます程でも無いんだよね。

 

つまり

今回、僕はこの章で…

 

決め付けや

縛り付けは

良くない

 

…と言う事が大切だな、と感じました。

 

 

 

最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。