「老子に学ぶ」シリーズ
「老子」を読みながら、そこで学んだ事や感じた事について書いてます。
今回は 第73章です。
※本記事は「老子の解説」ではありません。あくまでも僕が読んで感じた主観的な「思うこと」を書きます。身勝手で主観的で間違った解釈が含まれている事も、当然あります。
そんな部分は、是非とも温かい目で「スルー」して頂ければ、助かります。※
Start [老子 第73章]
さて、どんな事が書いてあるのでしょうか…
敢えてするに勇ならば、
則ち殺され、
敢えてせざるに勇られば、
則ち活く。
此の両者は、
或いは利あり、
或いは害あり。
天の悪む所、
たれか其の故を知らん。
是を以て、
聖人すら猶お之を難しとす。
天の道は、
争わずして而も善く勝ち、
言わずして而も善く応じ、
召かずして而も自から来たり、
繟然として而も善く謀る。
天網恢恢、
踈にして而も失わず。
老子 第73章
これはまた、
久々の難解ぶりですね。。。
こんな意味かな…
勇敢でも、無謀なヤツは死ぬよ。
無謀じゃなければ生き残るよ。
この二つは、
利益になったり、損になったりだね。
天が何を憎むのかなんて、
誰にもわからないよ。
聖人ですら、
そんな事はできないんだよ。
天の道に従ったら、
争わないでも勝つし、
尋ねなくても応えてくれるし、
招かなくても成功はやってくるし、
滅茶苦茶大きいのにうまく工夫されているよ。
天の網はすべてを包みこむんだ。
その目は粗いけど、何も逃さないんだよ。
つまり
今回、僕はこの章で…
何が正解か
なんてわからないから
自然体がベスト
…と言いたいのかな、
と感じました。
それにしても「天網恢々…」の諺って老子からきてたんですね。
恥ずかしながら、全然知りませんでした。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。