ココロにチカラを

てらさん (Terra-Sun) の 余計なお世話

ココロにチカラを

【老子 第61章】「大国は下流なり」

「老子に学ぶ」シリーズ

「老子」を読みながら、そこで学んだ事や感じた事について書いてます。

今回は 第61章です。

※本記事は「老子の解説」ではありません。あくまでも僕が読んで感じた主観的な「思うこと」を書きます。身勝手で主観的で間違った解釈が含まれている事も、当然あります。

そんな部分は、是非とも温かい目で「スルー」して頂ければ、助かります。※

 

Start [老子 第61章]

さて、どんな事が書いてあるのでしょうか…

 

大国は下流なり。

天下の交なり。

天下の牝なり。

牝は常に静を以て牡に勝つ。

其の静を以て下るを為せばなり。

故に、

大国は以て小国に下らば即ち小国を取り、

小国は以て大国に下らば即ち大国に取らる。

故に、

或いは下りて以て取り、

或いは下りて而も取る。

大国は人を兼ね畜わんと欲するに過ぎず、

小国は入りて人に事えんと欲するに過ぎず。

夫れ両者は各おの其の欲する所を得んとせば、

大なる者、

宜しく下るを為すべし。

 

老子 第61章

 
f:id:yukihori-oyaji:20180109081025j:image

 

こりゃまた、

「なんのこっちゃ」ですね。。。

 

こんな意味かな…

大きな国は貯水池のように「下流」に有るべきだね。

すべてが流れ込むところで、

それは天の「受動性」みたいなモノなんだ。

「受動性」は、その静けさによって

いつも「能動性」に勝るんだよね。

そもそも「静けさ」によって

「能動性」よりも下位に居ようと

振る舞っているからね。

だから、大きな国が小さな国よりも

へりくだると小さな国に勝るし、

小さな国が大きな国よりもへりくだると、

大きな国に勝るんだよね。

こんな風に、

つつましくなれば、

一方で他方に勝るし、

もともと低い地位にあっても、

一方は他方に勝ることが出来るんだ。

大きな国はただ小さな国の人々を導いて、

彼らを養おうとするだけだったり、

小さな国はただ大きな国に

従属して居るだけだったりするけど、

互いに望む事を実現したいのなら、

大きい方がへりくだれば、

だいたい上手く行くよ。

 

つまり

今回、僕はこの章で…

 

立場が上なら

偉そうにしない

ほうが良い

 

…と言う考え方は大切だな、

と感じました。 

courage-for-dream.hatenablog.com

 

最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。