ココロにチカラを

てらさん (Terra-Sun) の 余計なお世話

ココロにチカラを

【老子 第54章】「善く建てる者抜けず」

「老子に学ぶ」シリーズ

「老子」を読みながら、そこで学んだ事や感じた事について書いてます。

今回は 第54章です。

※本記事は「老子の解説」ではありません。あくまでも僕が読んで感じた主観的な「思うこと」を書きます。身勝手で主観的で間違った解釈が含まれている事も、当然あります。

そんな部分は、是非とも温かい目で「スルー」して頂ければ、助かります。※

 

Start [老子 第54章]

さて、どんな事が書いてあるのでしょうか…

 

善く建てる者抜けず、

善く抱ける者脱ちず、

子孫以て祭祀して輟まず。

之を身に修めば、

其の徳は乃ち真なり。

れを家に修めば、

其の徳は乃ち余る。

之を郷に修めば、

其の徳は乃ち長し。

之を邦に修めば、

其の徳は乃ち豊かなり。

之を天下に修めば、

其の徳は乃ち普し。

故に、

身を以て身を観、

家を以て家を観、

郷を以て郷を観、

邦を以て邦を観、

天下を以て天下を観る。

吾れ何を以て天下の然るを知るや、

此れを以てなり。 

 

老子 第54章


f:id:yukihori-oyaji:20171222083323j:image
 

これまた、なかなかの長文ですが、

繰り返しが多いので、

何とかイケるかも? ですね。。。

 

こんな意味かな…

しっかり建てられたものは

揺り動かされないし、

しっかり抱えられたものは

抜け落ちないし、

そうすれば子孫は安定して、

祭りを絶やす事が無いんだよ。

コレを個人のレベルで実践すれば、

その人の「徳」は充実するよ。

家のレベルで実践すれば、

その家は繁栄するよ。

村のレベルで実践すれば、

村は長く繁栄するよ。

国のレベルで実践すれば、

その国は豊かになるよ。

天下のレベルで実践すれば、

平和が広く行き渡るんだよね。

だから、

個人のレベルで自分を認識し、

家のレベルで家を認識し、

村のレベルで地域を認識し、

国のレベルで国を認識し、

天下のレベルで天下を認識するんだ。

天下の状況を知るためには、

天下を治める人が、

その「道」を

キチンと修めて居るかどうか、

をチェックすると良いんだよ。

 

つまり

今回、僕はこの章で…

 

一人一人の

ココロの持ち方

が重要

 

…と言う事かな、

と感じました。

 

 

 

最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。