「老子に学ぶ」シリーズ
「老子」を読みながら、そこで学んだ事や感じた事について書いてます。
今回は 第57章です。
※本記事は「老子の解説」ではありません。あくまでも僕が読んで感じた主観的な「思うこと」を書きます。身勝手で主観的で間違った解釈が含まれている事も、当然あります。
そんな部分は、是非とも温かい目で「スルー」して頂ければ、助かります。※
Start [老子 第57章]
さて、どんな事が書いてあるのでしょうか…
正を以て国を治め、
奇を以て兵を用い、
事無きを以て天下を取る。
吾れ何を以て其の然るを知るや、
此れを以てなり。
天下に忌諱多くして民弥いよ貧に、
民に利器多くして国家滋ます昏し。
人に伎巧多くして奇物滋ます起こり、
法令滋ます彰らかにして盗賊多く有り。
故に聖人云く、
我れ為すこと無くして民自ずから化し、
我れ静を好みて民自ずから正しく、
我れ事無くして民自ずから富み、
我れ欲無くして民自ずから樸ぼくなり、
と。
老子 第57章
これまた、
なかなか難解です。。。
こんな意味かな…
静けさによって国を導け。
めずらしい作戦で争いを行え。
何もしないで天下を勝ち取れ。
どうしてそれが分かるかって言うと、
拘束と制限が多くなればなるほど、
人々はますます貧しくなるし、
人々が武器を多く持てば持つほど、
国はますます混乱するよね。
こざかしい人々多くなればなるほど、
奇妙なモノはドンドン増えるし、
法令と命令の押しつけが厳しくなればなるほど、
盗賊はますます多くなるよね。
だから、賢人は言うんだ、
「私は行動しない」ってね。
そうすれば、人々は自ら治まるんだ。
静寂にしていると、人々は自分から落ち着くよ。
何も干渉しなければ、人々は自ら裕福になるよ。
私が無欲で居れば、
人々は自分から本来の「素朴さ」に戻るんだよね。
つまり
今回、僕はこの章で…
干渉せずに
任せれば良い
…と言う事が大切なのね、
と感じました。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。