「老子に学ぶ」シリーズ
「老子」を読みながら、そこで学んだ事や感じた事について書いてます。
今回は 第69章です。
※本記事は「老子の解説」ではありません。あくまでも僕が読んで感じた主観的な「思うこと」を書きます。身勝手で主観的で間違った解釈が含まれている事も、当然あります。
そんな部分は、是非とも温かい目で「スルー」して頂ければ、助かります。※
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さて、どんな事が書いてあるのでしょうか…
兵を用うるに言あり。
吾れ敢えて主と為らずして客と為り、
敢て寸を進まずして尺を退く、と。
是れを行無きに行ね、
臂無きに攘げ、
兵無きに執とる、と謂う。
すなわち敵無し。
禍は敵を軽んずるより大なるは莫く、
敵を軽んぜば幾ど吾が宝を喪わん。
故に兵を抗げて相い加かば、
哀しむ者勝つ。
老子 第69章
これは、短めですが
まあまあの難解ぶりですね。。。
こんな意味かな…
戦術についてこんな言葉があるよ。
「自分からは最初に攻撃しないで、むしろ守りにまわれ」
「無理に一寸でも進もうとしないで、むしろ一尺でも後退しろ」
これを、
「陣無き陣を布き、腕無き腕を挙げ、武器無き武器を取る」
と言うけど、
そうすれば敵なんて無くなっちゃうんだよね。
敵をあなどる事ほど大きな禍いは無くて、
敵をあなどるということは、
自分の「宝物」を失うことになるよね。
だから、
二つの軍隊が互角に戦うとき、
「慈しみ」をもっている方が勝つんだよ。
つまり
今回、僕はこの章で…
相手をリスペクト
ゴリ押し厳禁
…と言う事は大切だな、
と感じました。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。